the college buildings

日本の留学斡旋業者について思うことがある。長年の経験などを理由に、アメリカの大学ランキングのような表を独自に作っている業者がある。以前はそれなりに根拠があるのかと思っていたが、年月が経って改めてこうした表を見てみると、いかに恣意的に作られているかがよく分かる。

特に感じるのは、田舎の私立大学を必要以上に推している点だ。おそらく手数料や提携関係などの事情もあるのだろう。実際、かつて留学が比較的身近だった時代には、こうした斡旋業者が情報の中心にいた。しかしその情報には、偏見やビジネス上の利害が少なからず含まれていたのではないかと思う。

30年前であれば、海外大学の情報は限られており、多くの人がこうしたランキングをそのまま信じてしまったのも無理はない。しかし現在はインターネットで一次情報にアクセスでき、AIを使った調査も容易になった。そうした時代において、留学業者が作る独自ランキングの意味は、ほとんどなくなっているように感じる。

そもそもアメリカには日本のような「偏差値」という概念はない。その代わり、さまざまな機関がそれぞれ異なる指標で大学評価を発表している。例えば Forbes や U.S. News & World Report、Newsweek など、多くの媒体や研究機関がランキングや評価を公開しており、それぞれ重視する指標も異なる。

留学を考える人には、こうした複数の評価や一次情報を参考にしながら、自分で調べて判断してほしいと思う。今は大学のウェブサイトから詳細な情報を確認することもできるし、必要であれば大学のアドミッションオフィスに直接問い合わせることもできる。時間はかかるかもしれないが、そうして自分で情報を集めて進学先を決めることが、最も納得のいく選択につながるのではないだろうか。

投稿者 Tanaka