最近、原油価格がまた上がってきているというニュースを見るたびに、なんとなく胸の奥がざわつくような感覚があります。ガソリン代や電気代は、どうしても毎日の生活に直結しますし、スーパーの値札にもじわっと影響してくるので、「また値上がりするのかな…」とつい心配になってしまいます。
そういう話が出ると決まって出てくるのが「節約を心がけましょう」というフレーズですが、正直なところ、最近はそこに少しモヤッとしてしまうんです。もちろん節約は大事なんですが、個人が頑張るだけではどうにもならない部分も多い気がしていて…。むしろ、こういうときこそ“次のエネルギー”についてもっと前向きに動いてもいいんじゃないか、と感じる瞬間があります。
たとえば日本には、地熱や風力、太陽光、水力といった自然エネルギーの資源が実はちゃんと存在していますよね。地熱なんて、火山が多い国ならではの強みのはずなのに、実際に利用されている割合はごく一部にとどまっていると聞きます。温泉地との調整や国立公園の規制など、いろいろ事情はあるんだろうなと思いつつ、それでも「もっと使えるはずの資源が眠っている」という話には少しもったいなさを感じてしまいます。
風力も、海に囲まれた国という条件だけを見るとかなり期待できそうなのに、実際は水深が深いとか、漁業との調整があるとか、送電網が足りないとか…。秋田沖などで洋上風力が動き始めているという話は明るいニュースですけど、それでもまだ“これから”という印象が強い気がします。
太陽光はだいぶ普及してきましたが、土地の制約があって大規模な敷地がだんだん取りづらくなっていると聞きます。今後は屋根に乗せるタイプが中心になるんでしょうけど、それはそれでインフラとして整っていない部分もあったり。
水力に至っては、昔からある安定したエネルギーなのに、大規模ダムはもう作れないから、小さな発電にシフトしようとしているものの、これもまだ道半ばという感じです。
こうして見ていると、日本って「資源がない国」とよく言われますが、実際には“ない”というより“使いづらい仕組みになっている”だけなのかもしれません。送電網の容量とか、地域ごとに異なる電力システムとか、蓄電コストとか…ちょっとした壁が積み重なって、前に進みにくい状態になっているのだろうな、と勝手ながら想像してしまいます。
だからこそ、個人的には「もっとスピード感のある取り組みがあってもいいのに…」と思うのですが、外から見ているとどうも慎重さが勝っているようにも見えてしまって。もちろん本当は裏側でたくさんの調整が行われているんだと思うんですが、生活者の目線だと、その様子があまり見えにくいのかもしれません。
世界の情勢や原油価格の変動に自分が直接影響を与えることはできませんが、せめて“次のエネルギーを育てようとしている雰囲気”が少しでも感じられれば、気持ちの置きどころも変わってくるような気がしています。原油が上がるたびに節約ばかり考えるのではなく、もっと未来に向けた選択肢が広がっていくといいなあ、と最近はそんなことをぼんやり考えています。