New York City - USA - Mar 18 2019: Sunset at historical and morden buildings in Amsterdan Avenue Upper West Side

ふとした瞬間に、ニューヨークで暮らしていた頃のことを思い出すことがあります。大学と大学院で六年、卒業後に一年だけ働いて、気づけば七年ほど生活していました。

当時からニューヨークは物価が高い街でしたが、日本円が強かったこともあって、留学という選択肢が今よりはずっと身近だったように思います。学費も今ほど高くなく、働いて貯めたお金だけで来ている友人も珍しくありませんでした。

最近、調べる機会があって今の留学費用を見たのですが、あまりの高さに驚いてしまいました。学費は当時の倍近くになり、円の価値も落ちたことで、生活費と合わせると一年で一千万円かかるケースもあるとか。単純計算で、私が暮らしていた頃の三倍以上になります。振り返ると、あの時代は本当に恵まれていたのだなと思います。もちろん当時も決して安くはなかったのですが、今ほど「手が届かないもの」でもなかった気がします。

こういう話をすると、どうしても「昔はよかった」と言いたくなります。ただ、それだけ言っていても前には進めません。物価も学費も上がり、円も弱くなって…と状況が変わった中で、自分にできることは結局、働いて、働いて、働いて、収入を倍増させるぐらいしかないのだろうなと、当たり前のことを改めて感じます。

これからも、ときどき当時の景色を思い返しながら、今の生活や仕事の中にそっと活かしていけたらいいのかもしれません。

投稿者 Tanaka