Antigravity を使ってみた。

以前からあちこちで話題になっていて、YouTube でも取り上げられているのをよく見かけた。「そんなに言われるなら、自分でも一度くらい試してみようかな」という気持ちになり、触ってみることにした。
今回の題材に選んだのは、複数サイトの定期チェックをする仕組みだ。

ふだんは外部のクラウドサービスの有料プランを使っていて、特に不満があるわけではない。ただ、サイト数が増えてくると月額料金もそれなりになってくる。もちろん必要経費としては理解できる範囲なのだけれど、「これ、自作したらどんな感じになるんだろう」という軽い興味がふと湧いた。

要件は、サイトが正常に動いているか、SSL は問題ないか、メジャーなクローラーが読める状態か──そんな基本的な部分を 30 分おきに確認できれば十分で、100 件ほど URL を登録できて、問題があればステータス表示とメール通知。イメージとしてはそのくらいのものだ。

これを Antigravity に投げてみると、返ってきたのは驚くほど整理された実装計画だった。可用性チェック、SSL、クローラビリティ、スケジューラー、アラート、ダッシュボード……必要そうな機能がひと通りそろっている。構成も Node.js、Express、SQLite と、軽くて扱いやすい組み合わせでまとめられていて、「なるほど、こういう方向性で作るのか」と素直に感心した。

そのまま「進めてください」と返したら、10 分ほどでプロトタイプが動く状態に仕上がってきた。実際に触りながら細かく調整していくうちに、気づけば 1 時間ほどで、ひとまず日常用としては十分なツールができあがってしまった。

便利すぎて、少し怖い。

昔だったら、調べたり環境を整えたり、動かなくて悩んだりして、数日かかったはずの作業だ。
それが “ちょっと試してみようか” の軽さで、あっという間に形になる。時代が変わったんだな、と妙に実感してしまった。

もちろん、いいことばかりではない。セキュリティや運用の面ではまだ不安が残る。手元で動かして使う分には十分だけれど、そのまま製品として販売したり、人に提供したりできるかというと、そこは慎重になる。

それでも、自分用にちょっとしたアプリを作ってみたいとか、日常の中で感じていた 小さな不便を解消するツール を作りたい、という程度なら、本当に頼もしい存在になる。自分好みに調整しながら動かせる楽しさもあって、思いついたアイデアを形にする敷居がぐっと下がったように感じる。

投稿者 Tanaka