東京のマンション価格、もう本当にどうなっているんでしょうね。数年前までは「都内で買うなら今しかないかも」なんて思って物件を見ていた時期もありました。でも子どもの学校のことを考えると踏ん切りがつかず、そのまま様子見をしていたら…気づけばコロナが来て、市場が動いた思ったのも束の間、むしろ値段が跳ね上がってしまった。あの頃「買っておけばよかった」と思っても、もう遅い。そんな気持ちを抱えて暮らしている人、多いんじゃないでしょうか。
仕事場がある千代田区だと、番町、九段下あたりも昔から高かったとはいえ、1億5,000万も出せばそこそこ良いマンションは買えていました。それがいまや、同じような物件を買おうとしたら3億円は確実という世界です。調べてみれば、2025年の東京23区の新築マンション平均価格は1億3,613万円まで上がっていたそうで(過去最高)、まあ上がるわけだよねとため息が出ました。
じゃあどうしてここまで上がってしまったのか?
正直、最初は「みんな不動産投資をしすぎてるんじゃない?」くらいに思っていました。でも調べれば調べるほど、単に“流行り”とか“バブル”では済まない背景が見えてきます。資材は高騰、人手不足で建築コストも上がり、円安の影響まで重なり、そもそもディベロッパーが安く売れる構造じゃないんです。
それに輪をかけているのが、海外投資家。特に中国系の投資家が東京を“安全資産”として見ていて、円安も手伝って購入が続いているという現実もあります。私たちが「高すぎる…」と引いている横で、別の層が淡々と買い続けている。都心のマンション市場は、もはや“普通の会社員のための市場”ではなくなっているんだと思い知らされます。
じゃあこの状況、いつまで続くの?
これは私自身いちばん知りたかった答えですが、専門家の予測は意外と一致していて、「大きくは下がらない」というものが多いんです。供給不足もコスト高も海外資金も、しばらく揺るぎそうにないからなんですね。中古市場でも、“高止まり”がもっとも可能性が高くて、仮に下がっても5〜10%程度。大暴落なんて期待しない方がいい、そんな見方のようです。
そんな市場の中で、私自身がいま考えているのは「あと10年働けるとして、どこに身を落ち着けるのか」ということです。正直、この価格帯で都心に踏み込もうという気持ちはもうほとんど残っていません。
この先の暮らし方を思うと、軽井沢や箱根、あるいは熱海のような落ち着いた土地へ移り住むことの方がよいかもしれないと考えています。東京に留まる理由より、静かな環境で過ごす時間の価値のほうが、少しずつ大きくなってきました。