最近、「〇〇に聞いた」とか「△△人にアンケートしてみました」という記事をよく見かけます。ネットでもSNSでも、毎日のように流れてきますよね。
ただ、ああいうアンケートを見るたびに、少しだけ引っかかることがあります。
というのも、こうしたアンケートって、いわゆる“代表性”があるわけでもなく、サンプルも数百人程度で、偏りも大きいはずなんです。それなのに、結果が数字としてズラッと並んでしまうと、不思議なことにそれだけで説得力が出てしまう。人って数字に弱いというか、数字の形をしているだけで「なるほど」と思ってしまうところがあるんですよね。
実は昔、アンケートがどう作られるかを少しだけ見たことがあって、「これは難しいな」と何度も感じました。質問の仕方ひとつで答えが変わるし、対象者の集め方で雰囲気もガラッと違ってしまいます。数字って意外と曖昧なんです。
そして、ここが一番気をつけたいところなのですが、この数字というものが、結構世の中を動かすツールとして使われる場面があるんですよね。政治でもマーケティングでも、数字ってとても便利な材料ですし、意図的に利用されることも決して少なくないと思います。
もちろん、すべてのアンケート記事が悪いわけではありません。軽い話題としては十分に面白いです。ただ、「数字」という形で目の前に出てくると、それが本当以上に“正しいこと”に見えてしまう。だからこそ、受け取る側としては少し注意深くいた方が良いのかなと感じています。
結局のところ、アンケートの数字は“世の中の空気”をつくる力を持っているんだと思います。使い方によっては良くも悪くも影響が出る。だから、私自身は最近「あくまで一つの参考」というくらいの距離感で見るようにしています。